プレート収束域の物質科学研究拠点

[論文掲載] 宮原准教授らの火星隕石中のマンガン沈殿物に関する論文がJournal of Geophysical Researchに掲載されました。

この論文は卒論生の中村さん(2019年度卒)が中心になって取り組んだ課題です。火星隕石のナクライトから二価と三価のマンガンを見出し、この岩石が火星の地下深い還元的な環境下で強アルカリ性の流体と反応したことを示しています。一方、微量の四価のマンガンや鉄硫酸塩鉱物も含まれることから、この岩石が火星表層の強酸性環境にもさられたことが分かりました。この劇的な環境の変化は、インパクトにより火星地下にあったナクライトが掘り起こされ、地表に露出した結果起きたものと考えています(掲載論文url)。

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  • 地球惑星システム学専攻

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