プレート収束域の物質科学研究拠点

[論文掲載] 小池助教らの火星隕石中の炭酸塩構造置換態硫酸に関する論文が Earth and Planetary Science Letters に掲載されました。

この研究では、大型放射光施設SPring-8を用いた局所硫黄化学種解析により、約40億年前の火星隕石(ALH84001)から炭酸塩構造置換態硫酸(CAS)を初めて発見しました。CASは、40億年前の火星地下水に含まれていた硫酸イオンが炭酸塩鉱物の形成時に取り込まれたものです。本研究から、かつての火星環境が現在よりも還元的で、中性~弱アルカリ性の流体を保持していたことが示されました(公開論文url)。

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  • 地球惑星システム学専攻

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